スタジオ概要

京都大学は「多元的な課題の解決に挑戦し、地球社会の調和ある共存に貢献する」ことを理念に掲げており、世界最高水準の教育研究活動を展開することがその使命でもありますが、指定国立大学法人として国民からの負託を受け、国民の福祉と健康および社会の発展に貢献するという公共的責務を担っております。
こうした中で、「産業界のハブ」となる金融グループであり、近年は「社会的価値の創造」や「幸せな成長」を掲げているＳＭＢＣグループと連携して、社会課題の解決にともに取り組めることは大きな喜びであります。
本連携で、本学が総合大学として有する多様な研究領域や、自由の学風のもとで培われる卓越した知の創造が、国内外におよぶ広範なネットワークを持つ「産業界のハブ」であり、近年は「社会的価値の創造」や「幸せな成長」を掲げているＳＭＢＣグループとの協働によって、新たな社会的な価値を創造していくことに期待します。

ＳＭＢＣグループでは、中期経営計画に「社会的価値の創造」を掲げております。この活動を進めていくためには、同じ課題認識を持つＳＭＢＣグループの外の皆さまと動いていくことが不可欠です。中でも、様々な知を有するアカデミアとの連携は、社会課題解決の上で極めて重要な要素になると考えております。そうした中、「地球社会の調和ある共存への貢献」という京都大学の基本理念に共感しＳＭＢＣ京大スタジオを開設しました。
本活動は、様々な社会課題の解決に向けて研究し、事業創出も目指していく、そうした従来の産学連携の枠を超えた、本気の挑戦となります。こうした取組みをわが国の社会全体に拡げるとともに、アジア、そしてグローバルな発信にも注力してまいります。

ＳＭＢＣ京大スタジオは、産業界と大学がオープンに社会と対話を行いながら社会課題の解決に取り組む新しいプラットフォームです。
「スタジオ」には、専門家たちが分業・協力して世の中に届ける製品をつくる工房・アトリエといった意味が含まれます。研究開発だけではなく、社会への発信を積極的に行いながら社会的価値やムーブメントを創る場にしたいという思いを込めて、「ＳＭＢＣ京大スタジオ」と名付けました。
日本総研はＳＭＢＣグループのシンクタンクとして、これまで多くの事業共創をリードしてまいりました。ＳＭＢＣ京大スタジオの活動においても、大学と社会を繋ぐ役割を日本総研が担い、社会実装・社会変革につながる事業を創出してまいります。